最近のアーミー本(洋書)の紹介

お久しぶりです。
久々すぎてパスワードが分からずで難儀しました^^


さて、数年前からシリーズで出ていた本6冊を紹介します。


『Uniform of the US Army Ground Forces 1939 - 1945
  Volume 1 Coats And Jackets, Part I  (2012) 
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  Volume 1 Coats And Jackets, Part II  (2012)  中を見る

  Volume 2 Trousers and Breeches, Part I  (2014)
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  Volume 2 Trousers and Breeches, Part II  (2014)
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Volume 3 Shirts  (2015)   中を見る  NEW
  Volume 4, Denim and Hbt Clothing  (2015)
  
 中を見る
  Addendum  (2011) 
 中を見る

    著者:チャールズ・レモンズ(アメリカ)
    出版社:LULU.com
    サイズ:280mm × 217 mm
    価格:合計で4万円くらい?

第二次世界大戦中のアーミーの服全般について、軍の資料を
調べ上げた超マジメな本です
ちなみに、Vol.3はまだみたいです2015年に新登場!

 
  ☆ ☆ ☆





この本、おそらくはオンデマンドの自費出版 です。



それはそれとして・・・見た目に不利すぎる!




洋書なのに、ハードカバーではなくてペーパーバック。




サイズはそこそこ大きいのに、そのチープな外観から、
ただならぬ
 
地雷臭』が漂ってきます。
日本ではよほどトンガッた書店以外、
まず扱わないでしょう。




でも、私があえて紹介することにしたのは、
この著者の地道な活動を知っていたからです。



著者のCharles Lemmonsさんは、
ケンタッキー州にある
パットン博物館の学芸員をされていて、
はるばるバージニア州のQuartermasterの施設まで、
何年間も、毎週末ごとに、軍関連の資料を調べに通った方です。

その距離、往復約1200km・・・。





彼が1995年にそのQuartermasterの資料室に
寄贈したという、今回のシリーズ本の前身にあたる
自費印刷物
を偶然目にしたことがあったのですが、
その中身が私の一冊目の著書 『FULL GEAR』とよく似た
スタンスでまとめてあるので驚いたものです。




その時から、
このシリーズの第1巻が発刊されるまで、
ゆうに16年かかってるんですよね〜・・・。





で、1995年に寄贈されていたその印刷物には、
現物のラベルで確認したコントラクトナンバーと
メーカーの一覧がまとめられていたのですが、




今回のシリーズでは
こちらの資料に掲載されている、
軍との契約で50,000ドル以上の取引があった契約分だけ、
限定しているようです。





この本でなにが新しい情報かというと、
それぞれのアイテムの仕様書名とその詳細、
主なメーカー、が掲載されている
ことです





タイトルの通り、地上部隊の服だけなので
飛行服の情報は皆無ですが、ほぼそのすべてが
網羅されています。
これはスゴイことです。





資料性の高さという意味では、
これを越えるアーミーの本を
わたしは知りません。

だからこそ、読み手を選ぶというのかな、
読み解く努力なんかしたくない、
パッと見てわからなきゃイヤだ!
・・・という人にはまったくもって不向きな本。








ただし、ただしですよ、





写真がショボすぎて、

ディテールは

さっぱりわかりません(泣 







ピンボケの写真も多いし、
「ネットで拾った画像じゃね?」
って思われてもシカタないです。




しまいにゃ、レプリカ(大阪のMASHなどなど)
のラベルが堂々と載ってたりして・・・

一気に萎えてしまいます・・・。






ただ、私が言い訳するのもなんですが、
彼がリサーチしていた時代には、
デジカメなんかなくて、
ピントが合ってるかどうかなんて
現像するまでわからなかったから、ではないでしょうか。
撮り直しも面倒だったんでしょうし。





レプリカが混じってしまったのは、
博物館の元学芸員さんの大らかさゆえなのかも
しれません。ちーせー事は気にしねーぜ、って。

・・・資料としてはかなり残念ですけどね^^








で、私の評価です。


アーミー物を調べるのが好きな人はゼヒ全巻を。

でも、ビジュアル重視のデザイン系の人にはNG

デニムやヘリンボーン地の古着好きはVol. 4 萌え〜。





提案としては・・・

Vol. 4 だけ買ってみて、
そこから他のドミリタリーものに向かいたい人は
おそるおそる買い進めてみる、
でしょうか・・・。

ま、自費出版なので、
在庫がなくなればそれまでですけどね〜。







それと、Addendum(付録)」ですけど、
これ、電話帳みたいなただのデータのみの資料集です。



よほどの資料マニアでもない限り要らないと思いますが、
この一冊だけは著者自身がラベルから集めたデータも
掲載しているので、個人的には一番のツボでした。
(レプリカも載ってるけどね)

それにしても、一番最初にこの 付録 から出版するって
どういう気合の入れ方なの・・・・^^





以上、久々のFULL GEARダイアリーでした。


お礼:今回のシリーズ本の地雷踏みをしていただいた
(株)ワーカーズの舘野さんに感謝します!





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