続・ネイビーの飛行服の資料(1954年)

昨日に続いて、1954年のネイビーの資料をもう少し。

昨日はジャケットについてでしたが、今日はその他のアイテムを簡単にご紹介します。

■AL-1スーツ(SUIT-WINTER FLYING):
上に紹介したスーツです。説明は、「裏にウールのついたナイロン製でアルパカのライニングがついている。フロントはジッパーで開閉し、胸とヒザに2つずつ、ボタンで閉じるパッチポケットがある。」

これだけです・・・。

あとは、使用目的が書かれていて、「パイロットや搭乗員の飛行時の耐寒用」という一言だけ。特に下になにを着るとかそういったことまでは規定がなさそうです。

コラムで紹介した導入時の資料ではAL-1ジャケット、WL-1パンツ、AW-1フードなんかを組み合わせた4ピーススーツって謳っていたのに、組み合わせは自由ということでしょうね。ま、でも正直いってこのAL-1スーツ(旧称WN-1スーツ)は例外なく大きめにできていますから、下にもいろいろと着込めるようには考えられていたことは間違いなさそうです。

その他、せっかくなので小物も紹介しておきます。

■スカーフ:
日本でいうマフラーですね。ストックナンバーはR37-S-48というそうです。白いレーヨン製でサイズは72×17.5インチ。厚さは二種類あったみたいです。

■シャツ:
コラムでも紹介したW-1シャツでしょうね。ストックナンバーはR37-S-3-だそうです。OD色のウール製ドレスシャツとのこと。サイズは13.5〜18まで1/2刻み。「気候によって着てもよい」、という不思議なコメントがついています。

■パーカ・フード:
これもコラムで紹介したAW-1ですね。ストックナンバーはR37-H-1900だそうです。下に画像を貼っておきました。パイロットや搭乗員の耐寒用として使うと一言だけの説明です。特に何に合わせるとは書かれていません。



・・・

とまぁ、ネイビーの飛行服の資料はなかなかみつからない理由が見えてくる気がしませんか? ネイビーにとって飛行服は装備の一部でしかないんですよね。だからそれだけをまとめた資料なんてあるわけないし、どうせなら緊急時に使用するサバイバル装備について時間を割いた方がいいですものね。ネイビーの飛行服の独特のバタ臭さってそんな背景がありそうです・・・。


(追記)

今回紹介したこの資料。実は軍のとある施設(図書館)から廃棄された大量の資料の一部なのです。アメリカのコレクターさんがスチール棚ごと一式手に入れたのですけど、こういう資料を軍はバッサリ捨てちゃうんですね。これぞサープラスっていうのかもしれませんけど、資料の散逸は避けたいなぁ〜。コレクターさんの手に渡っててよかったです。果たして公文書館に同じものがあるのだろうか。私は見かけなかったけど・・・。


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