ネイビーの飛行服の資料(1954年)

昨日の資料は1959年に発行されたものですけど、今日ご紹介するのはそのひとつ前に発行された1954年版です。この時期のネイビーの飛行服の資料って見たことがなかったので非常に貴重なものです。

資料のタイトルは昨日同様、 「SAFETY AND SURVIVAL EQUIPMENT FOR NAVAL AVIATION」 資料番号 NAVAER 00-80T-52です。昨日も触れたように、発行年がちがえば中身がすっかり変わっているにもかかわらず、資料番号が一緒なのです。各ページに資料番号がついていても、表紙がないといつのものか分からないという困ったものです。発行元は DIRECTION OF THE CHIEF OF NAVAL OPERATIONS AVIATION TRAINING DIVISION U. S. NAVY だそうです。

さて、そんな中から今日は 「AL-1」 ジャケットの周辺をご紹介します。コラムでも触れたのですが、 「AL-1」 スーツなんかとの合わせ方がその後の軍の正式な資料ではどんな風に説明されているのだろうと。

←AL-1とWL-1(?)

上↑はフライングジャケットの解説の扉なんですけど、実はここには 「AL-1」 という名前では載っていませんでした。フライングジャケットとしてはこんなシンプルな表記が。

STOCK No.
R37-7-158 (winter)
R37-J- (intermediate)
R37-J-12 (summer)

上からAL-1、G-1、MIL-J-7758とかですよね。ネイビーでいうwinter、intermediate、summerってどんな定義なのかなぁと思いきや、intermediateにのみ一言だけ触れられていて、
「worn in moderate weather」 だって!
要するに使用温度の定義がないんですネイビーにはっ!

この資料って電話帳並みの分厚い本で、酸素マスクや耐Gスーツなんかはえらく詳細に書かれているし、「飛行服はサバイバル装備として重要である」 みたいなことも謳っているわりに、ネイビーの飛行服の扱い、どうでもよすぎ(笑)。

そういえば、ネイビーの資料を探して全米中をウロウロしていたときにネイビー専属のライブラリアンの方に言われたことばを思い出しました。(前にも書いたかもしれませんけど。)
「飛行服のリサーチ?なんでそんなものが気になるんだ?そんなもの、我々にとってはバケツやスコップと同じようなもんだぞ・・・?」

さて、AL-1ジャケットに戻ります。
なにが書かれているかといえば、「アルパカのライニングつき5オンスのコットンツイルで作られていて、フロントにはボタンがあり、パッチポケットとジッパーつきのスラッシュポケットがある」。

へっ?こ、これだけ・・・?
ホントにバケツ並みかも(笑)。

ところが、私の知らない情報が。

このジャケットにはR37-T-2というウィンター用のパンツを合わせる。このパンツはアルパカライニングのついたもので、サスペンダーで吊り下げる。」

ガーン・・・・。知らないコレ。AL-1トラウザーズというものが存在したのでしょうか。表面はコットンなんでしょうか。なじゃこりゃ〜!!

ついでにパンツの記述をもう少し。「それほど寒さの厳しくない天候(less frigid weather)ではR37-T-30というウールライニングのついた表面はコットンのパンツを合わせる。これはWL-1という。」

赤字の部分を見たときには血の気が引きました。FULL GEARに載せてない。というより、マジで知りませんそんなパンツ。コラムで紹介した開発時期の資料にもそんなもの登場してないし・・・。

どなたかご存知の方がいらっしゃったら教えてください〜。

ま、地味ではありますが、最小限のことは書いてあるスパルタンな資料ですよね〜。冬用のAL-1スーツのことはまた明日にでも。


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