バックルねた2

バックルねた、続いて第2回。



(※なんでこんなネタを?という方はこちらをどうぞ。)
今日のバックルも、昨日と同じように 『PATENT 1855』 と刻印がされていますが、昨日のと違うのは、素材とサイズです。素材は鉄にニッケルめっき。横幅は中サイズの34mm。で、金具にちょっとだけクジャクの羽根のような(?)模様がついてたりします(写真右上)。

さて、上のバックルとは関係ないんですけど、この針金を曲げただけのような形が本当に一番古いものなのかを検証してみようと思います。といってもまともな資料なんかないから、やっぱりよりどころは特許になりますけど・・・。

ワイヤー・プロング(針金の針)・バックルとしてはどう探しても昨日のハーツホーン氏の特許(1855年)が一番古いんですけど、実は、同氏はその一年前(1854年)にもよく似た板状のプロングのバックルの特許をとっています。それが下の特許。(画像が真っ黒ですが、クリックするとまともなのが見られます。)

 ←クリックしたら見られます

この特許のバックルって現物を見たことはないのですが、わざわざ同じ内容で1868年に再登録しているくらいなので、おそらく実在したんじゃないかなぁと考えています。針のような部品で、生地からできたベルトを留めるというバックルではこれが最古といえるのかもしれません。(でも、ワイヤー・プロングじゃあないですよね。)

さて、実はもう一点、1パーツでできたバックルならばさらに古い特許(1850年)があります。出願者はバックル二大発明家の一人、ケルシー氏。ケルシー氏はこの時期はまだメーカーには帰属していないようです。その特許を下に。

 ←クリックしたら見られます

このバックルも実在したのかどうかはわかりません。稼動部がないし、ワイヤー・プロングもありません。なんとなく生地を傷めてしまいそうな構造です。ただ、特許だけから判断するなら、人によってはこのケルシー氏のバックルこそが衣料用の最古のバックルだなんて主張する人もいそうです。(どこにやねん?)

ここで話は変わって、『なんで1850年ごろから唐突にそんなバックルが登場するんだろう?』 と疑問を持たれる方もおられるでしょう。これは私なりの解釈ですが、ミシンの登場と深く絡んでいるのではないかと思います。服が大量生産されるようになって初めて、その周辺パーツである金属製のバックルやボタンなどが必要になったのではないでしょうか。しかも、手作り品のような凝ったものではなくてとにかくチープなものが。

また、手縫いで服を作ってた時代なら、からだにピッタリの服を作るのは当たり前だから、サイズ調整のためのバックルなんてそれほど必要なかったけど、ミシンでバンバン服を大量生産するとなると、バックルなんかで後からサイズの微調整が必要だったとか。じゃあミシンの歴史って?(もうやめます^^)

で、結局、昨日の1855年のバックルが一番古いものなのか? ということに対して、私は 「アメリカ製のワイヤー・プロング」 の範ちゅうではYESだと思います。どなたか、 「いやいや、同じようなバックルだったらもっと古いコレにもついているぞぃ」 という話があるなら、ぜひ教えてください♪

・・・・・・・

とかなんとか、夏休み中にもっといろいろと紹介したかったんですが、パソコンが大変なことになってしまいました。CPUの冷却ファンが壊れて、数分で電源が切れてしまいます。パーツ屋も夏休みでやってない・・・。ブログの更新はしばらく難しいです。

ということで、再開のメドが立たないまままたしばらくお別れ?
三日坊主、もとい、三日じじぃここにあり。なんだかなぁ〜。

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